2009年

5月

21日

酒顛童子

大江山いく野の道に行きかふ人の財宝を掠めとりて、積たくはふる事山のごとし。

輟耕録にいはゆる鬼臟の類なり。むくつけき鬼の肘を枕とし、みめよき女にしやくとらせ、自ら大盃をかたぶけて楽しめり。されどわらは髪に緋の袴きたることやさしき鬼の心なれ。

末世に及んで白衣の化物出と聖教にも侍るをや。